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  • taiganji

R3.1月号 住職

●新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い経験のない日常が押し寄せてきました。御門との皆さんはどのような一年を過ごされたのでしょうか?●昨年の今頃は、こんな状況になるとは誰も予想はしていなかったと思います。横浜港に係留された豪華客船ダイヤモンドプリンセス号の光景は、当に「対岸の火事」さながら、決して自分の身に降りかかってくる前触れとは思いもよりませんでした。●テレビやマスコミは様々なことを報道し、批判ますが、決してそれがすべてではありませんね。それぞれ個人の状況によって、問題は異なっています。親になれば子供の身の安全のことが気になりますし、家庭にあっては生活のことが心配になります。働いている人は「自分の仕事は大丈夫なのか?」と不安を抱いておられるかも知れません。●政府は疲弊した経済を回復させようと、GO TOトラベルやGO TOイート、地方自治体にあっては道民割りや地域クーポン券の販売など、手を変え品を変え、お金を使わせることに躍起になっているように思えます。

●「人によって感染が広がるのに、出かけろ!食事をしろ!とは政府は一体何を考えているんだ!若者はもう少し自覚して行動を慎め!」などと、さも自分はちゃんと解っていると高見から周りを批判してみても、かく言う私も「少しでも得をしたい」と時期を見計らっているのです。そんな思いが見えたりすると、自分の姑息さやイヤラシさが照らし出されます。どうすることもできない根性を抱えているのです。●時短要請をされた銀座のクラブのママがインタビューに答えていました。「ここはテーマパークみたいなところなんです。髪を結う人や着物を着付ける人。お花屋さんや酒屋さん、氷屋さんにおつまみやおしぼりを届ける人。私たちだけではない色んな人がここに繋がって生きているんです。私たちには休業補償はありますが、他の人にはありません。」と。

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